2007年8月26日

蓮の池とカエル

私のオフィスのある Baxter Hall を出たところに、長方形の池があります。蓮が繁茂していますが、カエルがたくさんいて、じーっとしています。写真にも3匹仲良く座ってます。小さな魚もたくさんいますし、本場のアメリカザリガニも底を巡廻しています。

2007年8月25日

カリフォルニア工科大学 (CalTech カルテック)につきました

カリフォルニア工科大学(通称:カルテック)に研究員としてしばらく滞在します。ついに一人部屋オフィスを持つことができました。だいたい6畳一間という広さですが、贅沢だなあと思います。感謝!

カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)の世界ランキングを宣伝しておきますと、英国のタイムズが発表するTimes Higher Education Supplement(THES)では世界7位、上海交通大学の発表では世界6位、Newsweekでは4位となっています。日本での知名度があまり高くないのは、大学規模が小さいからかもしれせません。そのかわりカルテック・コミュニティは関係者同士、とても親切なんだそうです。

2007年8月4日

上海交通大学で発表

ESAの第3回アジア太平洋大会は上海交通大学で開かれました。私の指導教官ヤン・チェン(Yan Chen)先生が主催委員長ですので、私も当然参加します。会場の上海交通大学は江沢民の出身校で、最近は、世界大学ランキングをつくっていることでも有名になっています。

大学ロビーの電光掲示板に"亜洲一流"(アジアトップ)を目指して、"努力、努力、再努力"と流れるあたりが共産圏を実感させますね(写真)。昼食では大学職員の数名と同席したのですが、みなさん上手に英語を話すので驚きました。英語を話せることが採用条件(requirement)なのだそうです。たしかにがんばってますね。


カリフォルニア工科大学からは Colin Camerer先生と Tom Palfrey 先生が来ていました。写真は Neuroeconomics(ニューロエコノミクス; 神経経済学; 行動経済学)について解説する Colin(カメレール博士)。彼は、18才でJohns Hopkins大学を卒業して、20才でシカゴ大学MBA、22才でシカゴ大学でPhDをとっているんですね、すごい人です。プレゼンも面白かった。

fMRIに映る脳の活動状況を、夜のオフィスビル(どのフロアの電灯がついているか)と対照させて説明していました。たとえば、経理部門、営業部門、取締役会などは、それぞれがちがった機能をもち、ちがったことを考えて動いています。したがって会社全体が直面している状況によって各々の部門の働き方がちがうわけです。それは夜のオフィスビルを外から眺めればだいたいわかるはずです。経理部門のフロアの電灯がずーっとともっているのなら、おそらく会社は決算期直前なのではないかといった具合です。fMRIの画像もそれと同じだということでした。脳にはいろいろなパートがあり、それぞれが独自の役割をもって活動していて、それがfMRIに映るのでしょう。