おもしろい!に徹底的にこだわった展示でした 「監修協力」させていただけて幸せです |
日本科学未来館(お台場)の特別企画展「波乱万丈!おかね道」では、「あなたを映し出す10の実験」とあるように、お金にまつわる実験に参加し質問に答えることで、自分の意外な面を発見できます。(展示は6月24日まで)
「監修協力」に私の名前をいれていただいたので、4歳の息子と一緒に内覧会に行きました。大人と子どもの経済観念の違いを実感できる場面や、アニメやコントを活用した映像展示もあり、お子さんと一緒でも楽しめます。
私の講義では、うまい棒ゲームで "限界効用逓減"を説明します。 毎年、大人買いです。 |
講義は大学の教室で完結するので、経済実験を体験してもらえるのは、350人弱が限界です。 一方、こちらの企画展は、大学生だけでなく、社会人や中高生、小学生など毎日数百人が参加でき、累計参加者は数万人規模が期待できます。
展示を見てすごいな!と思うのは、見せ方の工夫です。まず、ポスターやウェブサイトに使われているイラストがセンス抜群に良く目を惹きます。ほかにも「難しそう」ではなく「面白そう」と思わせる、匠の技がたくさん。
"ミライ銀行"のATMが第1の展示 ここからスタートです |
「おかね道手帖」 これを手に会場を まわり、10の実験での自分の行動を 記録します。教訓・解説も記載。 |
リスク認知の"歪み"をあぶりだす 実験は、カジノっぽい演出で。 |
監修協力者一覧に 「竹内幹」を見つけました。 |
時間選好:どっちを選ぶか、まずは 2つの入り口のどちらかに入る。 |
ちなみに、『中央公論』の4月号では「身の丈の経済学:お金との付き合い方から社会を考える」と題した特集が掲載されています。この中で、大竹文雄先生(企画展の総合監修)、山岸俊男先生、春野雅彦先生と一緒に私も寄稿をさせていただきました(テーマは「高齢者と将来世代、どちらを重視するか?」)。併せて御覧いただけたら嬉しいです。