府中刑務所文化祭にゼミ生を連れて、刑務所の中も見学しました。学びの多いイベントでした。
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府中刑務所の門が開き、塀の中に |
印象に残ったのは、(1)高齢の懲役受刑者が「作業」という名目で、運動やら折り紙でリハビリをしている様子を紹介したビデオ。刑務所というより"老人ホーム"だった。
(2)拘禁刑が創設(懲役・禁固を統廃合)されるとは知りませんでした。刑事収容施設法も第93条で「受刑者に対し、その
改善更生及び
円滑な社会復帰を図るため必要と認められる場合には、作業を行わせる」と追記されたということ(2025年施行)。いままではただ「作業させる」だったのが、更生が視野に入った。(3)刑務所内の作業場の注意書きが多国語(たぶんアジアの国々の言葉)であったこと。なによりも (4) 更生に携わる法務教官や矯正局の皆さんの
使命感に頭が下がりました。
『犯罪は社会の鏡』。社会のあり方、コミュニティや地域の力、家族の愛情、そして、教育政策、所得再分配政策、福祉政策、司法行政。これらの綻びが犯罪となって顕れるともいえます。大学で学び社会の一員となる学生さんたちには、犯罪者は縁遠い人たちかもしれませんが、同じ社会の一員。知っておくべきことでもあると思いました。
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子どもに寄り添い、励ます仕事です
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全国各地の刑務所で作成された様々なものが売られています |
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ゼミ生たちが塀の中に入っていきます |
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法務省のコレワークについて質問する学生さん |
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