2008年4月22日

クリスティーズのオークション・プレビューを見学

クリスティーズのオークション・プレビューを見てきました。アルマーニ/銀座タワーのイベントホールには、20余の作品が展示してありました。昨夏、ミシガン大学の美術館で見た澤田知子さんの写真や、有名な草間弥生さんの作品などが予想落札価格と共に展示されていました。

これらは、5月末に香港で開かれる「アジア現代アート」オークションの出品作の一部。招待状を送って下さったM様に、オークショニア(競売人)の役割について教えていただきました。そのお話から、各作品が高い値で落札されるように、様々な工夫や演出をするということがわかりました。また、アジア現代美術の市場は今が伸び盛りで、決まった価格帯(相場)がまだ確立していないため、オークションの落札価格が各作家の今後の評価に影響を与えるそうです。オークション・ハウスは新しい市場形成に大きな役割を負っているんですね。

私の研究分野のひとつは、オークション・メカニズムです。普段はコンピュータと向き合って、効率的なオークションの仕組みを勉強しています。オークショニアとビッダー(入札者)の間に心理的な駆け引きのようなものがあると知り、大変興味深かったです。

今回の展示作品の予想落札価格は、私には手が届かないものでした。普通に暮らしていたら、足を踏み入れる機会はなかったでしょう。招待状を送って下さったM様に感謝! です。

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