フジテレビ『新報道2001』にてコメントさせていただきました。低価格ネットブック(小型の携帯PC)の分野で大活躍のアスースという台湾のPCメーカーについて。「バンザイ残業で世界一」だそうで、社屋には大食堂からフィットネスジム・プールなどまでが完備され、そこで社員は残業をいとわず、ものすごい早さで商品開発を進めているとのこと。
その話を伺ったときに、私は「ワーク・ライフ・バランスじゃなくて、まるでワーク・ワーク・バランス(時代に逆行しているようだけど)ですね」といい、それをコメントで使っていただくことになりました。
本当は、「OEMの下請け企業にすぎなかったアスースが、ブランドを持つ有名企業を"中抜き"した現象」と経済学的にコメントしたんだけどカットされてしまった。とにかく、その中抜きが可能になった要件として、PC自体の低価格化があるというわけです。かつては25万円~30万円もしたPCですから、大手企業のブランドがないと消費者に信頼してもらえなかったのでしょう。しかし、いまやPCは5万円の電化製品。わざわざ大手企業のブランドがなくても買えるものになったと思います。そこで、製造元であるアスースは、不要になったブランド供給者(大手メーカー)を中抜きできたという背景がある。と考えてみました。
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