2011年10月30日

日独先端科学シンポジウムで講演

第8回「日独先端科学シンポジウム」がホテルニューオータニで開催され、私は社会科学分野の日本側スピーカーとして講演しました。

ドイツ・フンボルト財団と日本学術振興会の共催で、毎年開かれているもの。開催地は日独交互で、今年は日本で開催されました。ドイツ大使館でレセプションや、浅草観光と、ソーシャルイベントもしっかりあって若手科学者の交流を目的としているようです。
3日間午前午後の終日開催で、6つの合同セッションがもたれました。分野は、物理・化学・生物学・地球科学・計算機・社会科学とあるようです。私は社会科学分野の日本側スピーカーとして「時間選好」の概念と、最近発見した「未来バイアス」について話しました。

ふだん聴くことのないいわゆる"理系"の研究成果や発表に触れられたことが一番の勉強になりました。統制実験をしない・できないで発展してきた経済学の特異性も改めて実感。理系プレゼンから学ぶも多かったです。

妻が第2子出産直後だったので、3歳息子をおいていけず、初日レセプション・浅草観光・最終日ディナーには息子を連れて行きました(他の時間帯にはシッターさんに来てもらいました)。ランチには帰宅して新生児を沐浴したりと大忙しでしたが、ニューオータニの日本庭園を見渡すラウンジでの朝食はすばらしかったです。息子が指さしているのは、色鮮やかな大きな鯉たち。戦国時代の加藤清正が造り、江戸時代は井伊家、維新後は伏見宮家と引き継がれてきた庭園だそうです。

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