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2007年7月25日
カリフォルニアまでドライブ 3590km
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2007年7月15日
ナッシュ先生と実験経済学@Stony-Brook
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実験経済にもいくつかグループがあって、ここにはアリゾナ大・ジョージメイスン大・カルテックのグループは来ていないようです。私のボスのLedyard先生(カリフォルニア工科大)がパネルディスかスタントの予定だったのですが、野球でケガをしてしまい、残念ながらお休みでした。
ここでは Al Roth (ハーバード大)グループと KagelとLevin (オハイオ州立大)が中心のようです。ミルグロム(Milgrom)御大などビックネーム盛りだくさん、さすがゲーム@東海岸ですね。注目は、ナッシュ均衡で超有名なJohn Nash先生(プリンストン大)でしょうか(写真右端)。ドイツのSelten先生との共同実験プロジェクトを静々と発表していました。後ろ向きになりながら、壇のぎりぎり端まで来るもんだから、参加者一堂が「John, あぶない!」と何度も手助けしようと腰を浮かせました。経済学会の超VIP。
2007年7月10日
プエルトリコ INFORMS で学会発表
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INFORMSはビジネスに応用性の高い非常に"practical"な研究発表の場です。理論的な整合性はさておき、「実際にどう使ってみるのさ」ということに重点をおいています。私の専門の経済学は、「現実への応用性はさておき、抽象的・理論的にどう完璧にモデルを仕上げるのさ」に重点があるようなものですから、INFORMSのアプローチは新鮮です。
今回おもしろかったのは、イリノイ大学のSheldon Jacobson 教授の"Getting and Dealing With Media Attention for Your Research (自分の研究にマスコミからの注目を集めるには)"というセッションでした。米国人の肥満が原油消費量(地球温暖化)に与える影響という論文を発表したのですが、それが『超』マスコミ受けするというのでイリノイ大学はメディアトレーニングを受けさせます。そしてプレスリリースを出したのですが、やはり取材が殺到。その48時間の体験を語ってくれました。論文の真意がなんであれ、マスコミは記事がおもしろくなるなら何でも勝手に解釈してしまうから困ったよ、とジョーク交じりに話してくれました。
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