洗濯乾燥機の買い替えようと、各社のカタログを見ています。
どのカタログをみても、基本のコンセプトは共通です。それは、「洗濯は女の仕事だ」ということ。機能の説明や、イメージ写真がそれを物語っている。使っている人のイメージ写真は、もちろん主婦、そして、それをサポートするのは娘だ。特に、HITACHI(日立)とSANYO(三洋電機)のカタログには驚いた。私だって、洗濯ぐらい毎日していますよ。息子が大きくなれば一緒にやるでしょう。
HITACHIのビッグドラムの7頁には「風アイロン」機能のモニター5人のレポートが写真つき紹介されている。全員、女性だ! SANYOの11頁には「働く女性や夜派洗濯の方にも大好評。低騒音を実現!」と書いてある。共働きの"働く男性"にも好評のはずだ。働く男性だってフツーに洗濯機使うんじゃないかな。共働き世帯が半数を超えているし、一人暮らしの独身男性だって、自分で洗濯しているでしょう。主婦が洗濯をしているイメージ写真ばかりのカタログには、昔の「昭和」のにおいがして、違和感を覚えます。しかし、ページをめくってもめくっても登場するのは、主婦ばかり。違和感を抱く私に対して、そう、「洗濯は女の仕事なのだ、何いってんの?」とカタログは訴えかけてくる。きわめて保守的で時代遅れだ。
カタログに掲載された人物写真は、日立(女22回、男1回)、SANYO(女17回、男2回)、東芝(女12回、男0回)、SHARP(女1回、男0回)、となっています。
15万円もするような乾燥機能つきの洗濯機は、それこそ、共働き世帯や独身世帯をターゲットにしているんじゃないかな。カタログ製作者が古いのか、あるいは、ターゲットを知りつつも"洗濯のイメージ"を喚起する意図があるのか。どちらなのでしょう。
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